2016年8月 1日 (月)

ステムの長さで何が変わる?!

お久しぶりです。

しばらく更新が滞ってました。怠惰以外の何者でもアリマセン。

・・・と、それはさておき。

とある自転車情報Webマガジンを読んでいると、ステムの長さを調節して姿勢をコントロールするような旨の項が目にとまりました。

かみ砕いて言いますと、

○短いステム

 ハンドルが近くなるので体を起こしたライディングになる。

 つまり、楽な姿勢でロングライド向き。

○長いステム

 ハンドルが遠くなるので前傾がきつくなる。

 つまり、空気抵抗や体幹を意識したレース向け。

・・・ということらしい。

まあ正解だと思います。理屈に合ってますから。

しかし、誰も気付いて無いんでしょうか?

ハンドル操作の感度にも影響すると言うことを・・・。

文面での説明には限度がありますので、図をはさんで解説。

Stem

長さの違う2種類のステム(図では極端な比較図にしてあります)で、ハンドルを左右に切った際のハンドル中心点の移動距離(緑色の弧円)を示した物です。

どちらも同じ角度に曲げているのに、ソコまでに到達するための距離が大きく異なっています。

長いステムにて、短いステムでのハンドル仰角に持って行くために、かなり大きくハンドルを操作しないといけないのがお分かりでしょうか?

言い換えると・・・

○短いステム

 少しの操作で曲がることが出来る。

 ちょっと動かしただけで大きく曲がってしまう。

 ハンドル操作がシビアになる。

○長いステム

 大きく振らないと曲がらない。

 代わりに、多少ハンドルをフラつかせても真っ直ぐ走ってくれる。

 ハンドル操作がマイルド。

あくまでも理屈の話ですが、咄嗟の状況に即座に反応したい場合は短いステムが有利でもありますが、少しバランスを崩しただけで、あっという間に落車する危険も・・・。

この理屈はモータースポーツ(四輪)にも言えることで、スポーツタイプの車や、フォーミュラカーなど、レースをする車種はハンドル径が小さい。最小限の操作でステアリング制御をする為です。

逆に一般車のハンドル径は大きいのが普通で、パワステに加えてテコの原理も働くため軽い力で回せる訳です。また、ステムの場合にて結論付けたと同様、多少ハンドルを左右に振っても(アソビが無いと仮定しても)真っ直ぐ走ります。

・・・と、話を戻しますが、単純に「姿勢を起こしたいからステムを短く・・・」という訳にはいかず、フレームのサイズ(ホリゾンタル換算で考えるのが望ましい)や、シートポストのセットバック値、サドルのレール位置等、トータルで考えないと痛い目を見ます・・・というお話でした。


蛇足ですが、冒頭で紹介したサイトの各種記事内容には、幾つも「納得できない文面」があり、つまり詳しい知識を持った人が読むと、ツッコミ所満載です。

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